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2012年03月 アーカイブ

2012年03月23日

世界最大級の恐竜頭骨化石を公開 県立恐竜博物館で17日から

福井県立恐竜博物館は17日から、全身骨格の復元作業を進めている世界最大級のカマラサウルス(全長15メートル)の頭骨化石を公開する。本年度の海外発掘調査の成果もパネルで紹介する。16日に報道陣向け内覧会を開いた。カマラサウルスは約1億5千万年前のジュラ紀後期に北米で栄えた4足歩行の草食恐竜。2009年に県が米国から全身骨格化石を購入し、クリーニング作業がこのほど終わった。今回は春の特別陳列として頭骨を初公開する。(藤野大輔)

 化石は産出した時の状態(産状)で展示され、長さは113センチ。長い首で支えるため軽くなるよう骨が薄く、特徴的なヘラ状の歯もはっきりと確認できる。

 東洋一特別館長は「ほぼ完全だが圧力で壊れていたり、抜けている歯もある。1億5千万年という時の流れを実感してほしい」と語る。ほかのカマラサウルスとは形が違うところも見られるといい「今後研究していきたい」と話していた。全身骨格は2012年度中に組み上げ、13年春の公開を目指す。

 展示では、ほかに本年度に中国とタイで同博物館が行った発掘調査の結果をパネルで紹介する。中国浙江省で昨年10月に行った調査では、アンキロサウルス類とみられる骨化石やトロオドンの卵化石を発見した。翼竜などの足跡化石も見つかった。

 今年1月下旬から行ったタイのナコーン・ラチャシーマ県での調査では、2千点以上の恐竜やカメ、魚などの動物化石を見つけた。隣県での調査でも500点以上の骨化石を発見し、今後の研究に期待が掛かるという。

 柴田正輝研究員は「ラチャシーマは勝山市の北谷と同時期の白亜紀前期の地層。研究を進め、中国を含めたアジアの恐竜の類似性や分布など、トータルに見られる成果を目指したい」と話していた。

 展示は4月8日まで。

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